アドラーの名言「すべての悩みは対人関係である」
ご存知の方も多いと思います。
アドラーは“すべての悩み“と言い切ってしまっているわけです。
対人関係を見直せば
より良い人生になる、ということなのでしょう。
この名言を初めて聞いた時、
たしかに、この世の中のものは全て人が関わっている!と驚いたのを今でも忘れません。
また、アドラーは「劣等感」についても多く語っています。
それは、他人と比較しないということです。
劣等感は人の感情を不安定にさせ、ネガティブ思考へ引きずり込みます。
私たちは現代社会においてインターネットやSNSで簡単に情報を仕入れることができるようになりました。なんと、情報量は10年間で500倍以上に増えたとも言われています。
つまり、昔に比べて500倍も劣等感を入手するシーンが増えてしまったわけです。
精神的に病んでしまう人が年々増えているのは、ここに理由があるのではないかと思うのです。
比較するのであれば、過去の自分と比較する。
そうすることで、自分はすごく頑張っていることに気付けます。
この考え方は、メンタルヘルス対策においても大いに意味を持つことになります。
自分が頑張っていることを認めてあげることができたならふと周りを見渡したとき、人はみんな頑張っている。何かと戦っている。
そんなことに気付く日があるかもしれません。
メンタルヘルス対策では、従業員向けの研修やセミナーを通してこのようなことも伝えていけたらいいなと思っています。
過去記事
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